6月半ばになりました。皆さん元気に勉強していますか?
今回は、英語の基礎中の基礎、動詞の変化形の練習です。
動詞の3変化(原形―過去形―過去分詞)は中学3年で暗記させられるものですが、高校生の人も基礎確認のため、中一中二のみなさんも、いずれは憶えることですから、先取りで練習してしまっても良いでしょう。
動詞の変化形について。
動詞には様々な形があります。それぞれ簡単にまとめておきますから、頭の中を整理しておきましょう。中学生が学ぶ範囲でまとめます。
- 原形 ・・・ 動詞のもっとも基本の形。辞書には単語が、この「原形」で載っています。助動詞と組み合わせるときや、命令文で使うときなどに使います。
Example: It will rain tomorrow. Be careful ! 下線部が「原形」
- 現在形・・・「現在」を表す文で使います。「原形」と混同されますが、動詞を一語で述語として使うときの形です。主語に合わせて2種類があり、「原形」と同じ形の「現在形」と、語尾にsがつく、いわゆる「3単現形」*とがあります。
Example: I play tennis. He plays tennis. 下線部が「現在形」
*「3単現形」とは「3人称単数の主語で、現在形で使うときのsつきの動詞形」を略したものです。「3単現のs」などとも言いますね。
- 過去形・・・「過去」を表す文で使います。-edを語尾につける規則変化のものと、単語自体が変化する不規則変化のものがあります。
Example: You studied English.We went to the library. 下線部が「過去形」
- 過去分詞・・・be動詞と組み合わせて受動態、have(has)と組み合わせて現在完了形を作ります。
Example: Rice is eaten in Japan.(受動態)
We have done our homework. (現在完了形)
下線部が過去分詞。文の述語動詞は□の部分全体。
- 現在分詞・・・いわゆる「動詞のing形」。be動詞と組み合わせると進行形になります。
Example: The children are swimming in the river.(現在進行形)
下線部が現在分詞。文の述語動詞は□の部分全体。
- 動名詞・・・こちらも「動詞のing形」ですが、現在分詞と違ってこちらは名詞扱い。動詞が名詞に変化するので動名詞。「〜すること」と訳すのが定番です。
Example: Teaching English is my life. 下線部が動名詞。主語は□全体。
- 不定詞**・・・「to + 動詞の原形」というやつです。2語ですが、一つの品詞のように取り扱います。
Example: To be, or not to be, that is the question. ( 宿題 )
下線部が不定詞。「not to 原形」は不定詞の否定形です。
**不定詞・・・品詞が定まっていないから「不定詞」と呼ばれるようですが、名詞「〜すること」、形容詞「〜するための(何)」、副詞「〜するために(どうする)」という基本訳を思い出しましょう。
以上これだけです。これだけ憶えれば動詞の変化形は終わります。この中で特に、形に変化のある3種類 (原形、過去形、過去分詞) を、いつでも使えるように暗記するのです。「あれ、この動詞の過去形はなんだったかなぁ?」なんて言いながら辞書を引いて、いつまでも大切な「人生の時」を無駄にしているそこのあなた!今回で変化形をマスターして、快適な英語ライフを送ってくださいねっ。 |