サンタマリアの夏
雨上がり 放課後 駆け上った坂道
笑い転げた先に 時計台と黒猫
図書館の帰り道 あのバーガーショップで
競い合うようにいつも違えた 魅惑のラインナップ
帰り来ぬ日々 君との距離が ほんの少しだけ 近づいた気がした
トロピカルパラソル 青春は虹色
思い出の中のサンタマリアの夏
チーズバーガー wwバーガー テリヤキバーガー とり天バーガー
フィッシュバーガー アボカドバーガー 塩チキンバーガー ベーコンオムレツバーガー
そして最後は回りまわって やっぱり好きさ チーズバーガー
帰り来ぬ日々 君との距離が ほんの少しだけ 近づいた気がした
トロピカルパラソル 青春は虹色
思い出の中のサンタマリアの夏
トロピカルパラソル 青春は虹色
思い出の中のサンタマリアの夏 サンタマリアの夏
(2019年 夏 作詞作曲ヴォーカル)
※思い切り青春時代を懐かしんで、「坂道のアポロン」を意識して作った曲。
書いた時の気分としては、決して平坦ではなかった人生の道と、「坂道のアポロン」のエンディングシーンがシンクロした。「坂道のアポロン」は長崎の高校が舞台。全編ジャズの通奏低音が流れ、大人が見て楽しめるアニメの名作。
高校時代、教科書や黒板よりも窓の外ばかりを眺め暮らし、季節の移ろいと当たり前の日常に、何者でもない自分を嵌め込もうともがいていた。
当時の夢は、隠遁生活者。なりたかった姿には遠いが、今、ほどほどの自由と充足を得て、人生の晩年に差し掛かっている。
仕事以外に得たものは、芸事のいくつかとキャリア、友人、はみ肉、寛容さ、鉄の心臓。
失ったものは、あまりにも多くとても書ききれないが、何かを諦め、忘れるために老化があるのだとしたら、それはそれで神様の恩寵と言えるのかもしれない。
たまさかの逢瀬で旧友と飲むとき、自分のことだけ考えればよく、一番輝いていたあの頃の時間がよみがえってくる。そうした記憶にいつでも立ち返れるのは幸せなことで、そのおかげで今の自分があるのだと思っている。
ユリウスの花嫁
太初(はじめ)世界は混沌だった
降り立ったのは亜麻色の女神
輝く瞳で大地を照らし
花や星、鳥たちを生むよ
それは愛 よろこび 希望の光
幾千年つづく生命の環
戦い終えたヘラクレスは
神の国で憩う
今女神は人となって
人を愛す刻をきざむよ
まとってるのは
幸せのシンフォニー
それは愛 よろこび 希望の光
幾千年つづく生命の環
この世界が闇であっても
あなたといれば歩いてゆける
いつかその路の彼方に
生まれくる一片(ひとひら)の夢
それは愛 よろこび 希望の光
幾千年つづく生命の環
いつかその路の彼方に
生まれくる一片の夢
(2020年初頭 作詞)
※ユリウス=カエサルは英名ジュリアス=シーザー、7月の語源
2020年7月挙式予定だった楽団仲間に演奏を頼まれ作詞したが、コロナ禍で内輪だけの披露宴となり、グループレッスンも中断中なので、曲は未完。
詩自体は、愛のよろこびを想いながらサクサク書けたが、歌えないともったいないので、どなたか心得ある方がいたら、曲をつけていただけると嬉しい。
ボイトレでは、シャンソン曲「もう森へなんか行かない」や、「月のしずく」などを練習中。
日本語の美しさや詩の情感を大事にした歌を、作り歌っていけたら幸せに思います。
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