今回は、数学の実際の解答を使って、解答の描き(書き)方を考えてみたい。
まず、問題だが、Tは聖マリ、Uは順天堂、Vは日大医学部で解答者はT島JKの現役K3である。
すなわち、彼女は私立医学部を志望しており、私から私立医学部の解答の仕方を学んでいる途中で、出来るだけスマートに解答することを心がけている。
受験に携わる人間ならば、赤本にある解答をすることが正しくはないことは誰しも知っている。あの赤本の解答は、如何に解くかを説明している。(予備校でも学校でも説明が多い方が歓迎される。)だが、実際のところ記述式の国立大学でも如何に解くかという方針と、正しい答えがないならばほとんど部分点など無い。如何に正しい答えに到達するかということが最も重要なのである。特に現役生が考え違いをするのが、なんでも解答が書いてあれば、部分点が取れると思うことである。学校では何とかして点数を与えて赤点を取らせないように努力するが、本番の大学入試では論理の流れと正しい結論を出せることが大切なので、減点が当たり前、正しい結論にはボーナスを支給するみたいな採点がされることに注意したい。甘い採点はないのである。
さらに、実際の解答の仕方、どこまで説明の文を書くかも考えて欲しい。ここでは、私立医学部の解答、もし国立だったならの添削を施すので参考にして、自分の解答を作成して見よう。
さらに、他人の解答を見て添削をしてみるのも、良い経験となる。
さて、実践編は
図1は問題
図2から図4は現役の解答
図5から図7は添削
になっている。さあ頑張って自分の解答を作成してみよう!
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