受験生の強い見方、e-講座

今の時期の中学受験生に最も大切な算数勉強法は何でしょうか。練習量を増やすこと？スピードを上げること？いいえ、どんな人にとっても重要なことは、基礎的な考え方を自分のものにしていくことです。形だけこなすことをせずに、あせらずにじっくり、しっかり、土台作りをしていきましょうね。

さて、今回は「ちょっと算数基礎力には自信がある｣という人のための問題です。　　　　
昨今の中学入試の文章題は、上位校と言われる学校の出題でも出つくした感があります。
基礎力が身に付いた人が難しく感じる問題では、次のような力が要求されているのです。

1. 文章がわかりにくい問題を整理する力
2. いくつかの考え方を組み合わせて解く力

福朗君はふもとにあるA町から、とうげを越えて、反対側にあるふもとのB町まで届け物をしに行きました。そして、再び行きと同じ道を通って帰ってきました。往復にかかった時間は８時間６分で、帰りの方が行きよりも６分多くかかりました。福朗君の上りの速さは時速４?、下りの速さは時速５?です。A町からとうげまでの距離を求めなさい。