最近、東大をはじめとする難関大学を物理で受験する生徒が(偏差値60前後)、どうも授業がわからないと言い出しました。授業で、先生が微積分を使い始めたというのです。その子は、すでに数?を履修しているのですが、もしかして、微積分を使ったら、いままで問題ごとにバラバラに記憶して適用していた公式(運動量保存の法則、エネルギー保存則、単振動など)が、有機的につながって偏差値アップにつながるんじゃないかと気付き出したのです。徐々にではありますが、現在彼は、運動方程式から、いままで学習した数学の知識を一貫して使用することで、体系的に問題を解くことが出来るようになりつつあり、感動を覚えているようです。
今現在、その彼を、指導しているノートの一部を公開します。
まず、力学の分野で頻繁に使用する「仕事とエネルギー増減の関係」を、高校数学を使用することで、物理の公式が体系的につながっていく一例をあげます。ほんの一例です。念のため。
これまで学校で習った、個々の問題演習で思い当たる例はたくさんあるでしょう。出来そうだと思われる方は一度このように原則に戻って試してみてください。
参考文献:新物理入門(駿台文庫)山本義隆 著
新物理入門問題演習(駿台文庫)山本義隆 著
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