1) |
名詞節は主語となる場合、後ろへまわされ、その代わりに形式的に主語の場所へitを置くことがあります。
It is necessary that the money should be paid to him.
そのお金は彼に払われねばならない。
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2) |
同様のことが、名詞節が目的語となる場合でも起こります。名詞節は後ろへまわされ、
目的語の場所へ、形式的にitが置かれるのです。
We think it probable that he is dead.
彼はたぶん、死んでいるのだろう。(彼が死んでいるというのは、ありそうなことだと思う。) |
ところで、今日はぜひ、以下の三つの表現を覚えてもらいたいと思います。
どれも大学受験のための、必須暗記アイテムです!
a) owe it to 〜 + <thatで始まる名詞節>
that以下のことは、〜のおかげである。
I owe it to you that I am still alive.
(わたしが生きているのは、あなたのおかげです。)
b) take it for granted + < thatで始まる名詞節>
that 以下のことは、当然のことだと思う。
I took it for granted that he would come.
(彼が来るのは当然だと思った。)
c) see to it + <thatで始まる名詞節>
that以下であるように、気をつける。
See to it that no harm comes to her.
(彼女に危害が及ばないように気をつけなさい。)
では、早速ですが、復習してみましょう。
下の( )の中に適当な動詞をいれてください。
1) He always ( )to it that the window was closed.
彼は、いつもその窓が閉じているようにと気を配った。
2) I ( )it for granted that she would be invited to the
wedding party.
彼女が結婚のパーティーに招かれるのは、当然だと思った。
3) I ( ) my success to you.
わたしの成功はあなたのおかげです。
1)の答えは saw, 2)は took, 3)は owe となります。時制に注意してくださいね。
これらの表現は、覚えておくとお得です。ライティングの授業で、課題が出たような時にでも、ぜひ、使ってみてくださいね。 |