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ふくろう博士TOP > ふくろう博士のｅ講座 > 2005年度のe-講座 > 第44回英語『ちょっと応用 ―仮定法―』

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みなさん、こんにちは。新学期が始まり、そろそろ中間試験ですね。がんばって勉強していますか。
さて、第38回のこの講座で、仮定法の基本を講義しました。今回は、それを踏まえて、少し応用の勉強をしましょう。まだ、38回の講座を読んでいない人は、そちらを最初に読んでくださいね。

前回、お話したのは、1．仮定法の意味をきちんと理解しよう。 2．仮定法の基本構文を覚えよう。と、いうことでした。
この２つはもう大丈夫かな？仮定法の基本の形はもう完全に覚えたかな？
うろ覚えのままでは、問題はなかなか解けませんよ。たった2つだから完璧にしてくださいね。

さて、仮定法では、いろいろな応用問題があるのだけれど、ほとんどは、基本構文の応用なのです。（だから、何度も、きちんと覚えなさい、というわけです。）
それを理解すれば、解いたり覚えたりするのがぐっと楽になりますよ。

If I were you, I ( will never give up ).

さて、これは仮定法過去でしょうか、それとも仮定法過去完了でしょうか。それをまず考えることが大切です。
If I were you とあるから、仮定法過去ですね。だから、主節は “主語＋助動詞の過去形＋原形＋～” の形になることを思い出しましょう。

したがって、答えは would never give up となります。
このように仮定法の問題では、まず仮定法過去と仮定法過去完了をきちんと峻別し、その上で、基本構文の形をあてはめていく手順を取ってみましょう。ずいぶんわかりやすくなると思いますよ。

If it were not for the sun, nothing could live.
（もし、太陽がなければ、何も生存することはできないだろう。）

If it had not been for your help, I would have been drowned.
（もし、君の助けがなかったら、私は溺れていただろう。）

これは、 If it were not for ～（もし～がなければ）、 If it had not been for ～（もし～がなかったら）という重要構文です。絶対に覚えなくてはいけませんよ。
でも、みなさん、これをそれぞれ別に覚えようとして混乱する人が多いのです。
よく見てみますと、仮定法過去だから were not になっている部分が、仮定法過去完了になると、 had not been になるだけなんですけどね。
このことがわかれば、どちらか一方を覚えれば十分なのです。

このように、仮定法の多くの問題は、
? まず、仮定法過去の問題か、仮定法過去完了の問題かをしっかり峻別する。
? 仮定法過去あるいは仮定法過去完了の基本構文（公式）をあてはめる。
という手順を踏むことによって解けると思います（もちろん例外はありますけど）。
あとはたくさん練習して慣れることです。がんばってみてください。