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こんにちは!大学入試センター試験も終わり、いよいよ入試もラストスパートの時期になったね。志望校対策と同時に、 “確実な”知識を試験場に持っていけるように今までやってきたことをもう一度見直しておこう!今日はみんなが長文の中でよく見たことのある“つなぎ言葉”のまとめをしちゃいます。文章の論理の流れを作る“つなぎ言葉”がわかれば、知らない単語が出てきても論理的に推測することが可能となるので、よくでるつなぎ言葉を確実に覚えて、効率よく文章を読めるようにしておきましょう。 |
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【1】 一般論を導く表現 |
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一般論や常識を述べる場合に用いるつなぎ言葉です。とりあえず一般論を述べた上で、後からそれとは異なる筆者の意見が展開されることがよくあります。一般論の後に“逆説”表現がないか先読みしておきましょう。 |
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■ generally = in general = generally speaking (一般的に、一般的に言うと)
■ on the whole = as a rule = by and large = overall (概して、全般的に)
■ in many cases (多くの場合)
■ in most cases (たいていの場合)
■ mostly (たいていは) |
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【2】 逆説 |
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このつなぎ言葉の前後でプラス・マイナスが逆転するなど内容的に反対の主張がなされます。一般論や反対意見を先に挙げておいて、逆説で筆者の主張を切り返すことが多いので、逆説表現の後は特に注意しよう。 |
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■ but (しかし)
■ however (しかしながら)※独立的に
■ yet (しかし)※文頭で
■ still (それでも)※文頭で
■ nevertheless = all the same (にもかかわらず)
■ even so (そうではあるが)
■ instead = on the contrary (それどころか) |
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【3】 対比 |
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逆説とも似ていますが、物事を比較対照するときに使います。 |
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■ while = whereas = on the other hand (一方)
■ on the contrary (それに比べて)
■ by contrast (対照的に)
■ in comparison (比較すると) |
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【4】 具体化・言い換え |
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筆者の主張は抽象的な硬い表現でなされることがよくあります。そんなときは、読者にメッセージが伝わりやすいように具体的に言い直すのが普通です。言い換えているだけなので、前の部分がプラスイメージのときは後の部分もプラスイメージになり、前の部分がマイナスイメージなら後の部分もマイナスイメージになるはず、だよね。 |
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■ for example = for instance (たとえば)
■ in other words = put it another way (言い換えると)
■ that is = that is to say = namely (すなわち) |
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【5】 追加 |
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すでに出た話題に関して、さらに深い内容を述べる場合のつなぎ言葉です。前の文がプラスイメージのときは後の文はさらに強いプラスイメージになり、前の文がマイナスイメージのときは後の文はさらに強いマイナスイメージになることが予測できるね。 |
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■ besides (そのうえ) ※besideは「〜のそばに」
■ further = furthermore = moreover = what is more (さらに)
■ what is more (さらによいことには)
■ what is worse = to make matters worse (さらに悪いことには)
■ in addition (加えて)
■ on top of that (さらに)
■ especially = specifically = above all (とくに)
■ incidentally (ちなみに)
■ again (ここでも) |
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【6】 因果関係 |
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原因・理由と結果の関係を表す場合に用いるつなぎ言葉です。理由を問う問題の答えはこれらのつなぎ言葉の前後に来ることが多いので要注意。 |
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◆〔つなぎ言葉→結果〕型 |
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■ so (だから)
■ therefore = hence = accordingly (それゆえ・したがって)
■ consequently = in consequence = as a result (結果として)
■ this is why = that is why (そういうわけで)
■ for this reason (こういう理由で)
■ ,so that (その結果)
■ then (なので・ならば) |
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◆〔つなぎ言葉→原因・理由〕型 |
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■ because = since = as (〜なので)
■ ,for (というのは)
■ because of = on account of = owing to = due to = thanks to (〜のために・〜が原因で)
■ what with A and (what with) B (AやらBやらで)
■ on the ground that (~の理由で)
■ now that (いまはもう〜だから)
■ seeing that (〜を見ると、〜ことからすると)
■ this is because = that is because (というのは) |
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◆つなぎ言葉以外の因果関係表現
〔原因・理由+動詞(句)+結果〕型の動詞(句) |
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■ cause, generate, produce, bring about, result in, lead to, give rise to, enable, make, oblige, prevent,など |
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〔結果+動詞(句)+原因・理由〕型の動詞(句) |
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■ arise from, come from, result from, derive from, originate from, stem from, など |
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〔感情表現+to不定詞(原因・理由)/前置詞(原因・理由)〕 |
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■ be surprised to, be glad to, be surprised atなど |
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【7】 結論・要約 |
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具体例を展開した後に話をまとめるために使います。具体例だけではピンとこなくても、このつなぎ言葉の後を読めば、具体例で筆者が何を言いたかったのかわかりますよ。 |
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■ in conclusion = as a conclusion (結果として)
■ in a word = in short = in brief = to make a long story short (要するに)
■ to sum up = in sum (要約すると)
この他にも、
「事実」= in fact, in reality, in effect, indeed, actually, as a matter of fact, etc
「仮定」= supposing that, providing that, granting that, given that, etc
「当然」= naturally, no wonder, needless to say, without doubt, etc
「私としては」= as for me, for my part, personally, as far as I’m concerned, etc
など、論理の流れを決める重要なつなぎ言葉を自分の教材の中で見つけたらまとめてみてごらん。論理を追いながら長文を読むことがきっと楽しくなるよ。それでは、あともう少し、悔いのないように頑張ろう!
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