平成8年早稲田大学法学部卒。英検1級。平成4年から日本家庭教師センター学院のプロ家庭教師として活躍。平成8年優秀家庭教師表彰。平成9年ベスト・テューター賞・ミネルヴァ賞受賞。毎日中学生新聞「プロ家庭教師高校合格講座(英語)」執筆中。研修会講師。 指導教科:大学受験=英語・国語・小論文・政治経済。その他受験・補習=全教科 |
昨年から今年にかけて、TBSテレビの人気番組「学校へ行こう!〜私を大学に連れてって〜」で、"崖っぷち受験生"3人を、約3カ月で大学合格まで指導したプロ家庭教師といえば、思い出す人も多いでしょう。 受験生3人の偏差値は26〜28。"勉強"から離れて久しく、受験にはまったくの素人といっていい3人でした。それでいて志望校は青山学院、近畿大学、亜細亜大学と、希望は大きい。普通なら、ウーンとうなりたくなるところです。 |
新山先生 |
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番組で用意された"崖っぷち寮"へ、新山先生は、11月下旬から翌年2月の入試日まで週3回指導に通うことになりました。 指導計画をたてるために新山先生が最初に行ったのは、カウンセリングです。学力はもちろん、今までの勉強歴、受験歴、得意不得意、性格や個々の特徴まで把握して指導方法を練りあげました。その結果出されたのが、勉強時間1日15時間、受験科目は英語、国語の現代文、小論文です。 |
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新山先生 |
あまり放送されていない部分ですが、彼ら3人と新山先生は、本当に真剣に受験勉強に取り組み始めたのです。 |
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新山先生 |
受験まで時間的な余裕がないので、新山先生は、現代文で扱ったテーマを小論文のテーマに使ったり、現代文の文章を小論文の答案のサンプルに利用して小論文対策する工夫もしました。現代文は新山先生にとって一石三鳥です。 |
新山先生 |
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11月には中学英文法から公立高校入試レベルまで仕上げ、12月には難関高校入試問題や高校英文法に入りました。単語も中学レベルのドリルからはじめましたが、すべてを覚える時間も、わからない単語を一つずつ調べる余裕もありません。重要基本単語だけを応用できるように覚えさせました。熟語は、覚えられなくても読んで理解し、演習を繰り返すよう新山先生は指導しました。 一番苦労したのは、長文読解でした。ほとんど英文に触れていなかった3人には、英文の論理を追うことは難しいことでした。そこで新山先生が考えたのは、大学入試英文の日本語訳を使って、最初に日本語で英文の癖をつかませることでした。日本語→日本語混じりの英文→英文と、徐々にレベルを上げて長文を読めるようにしたのです。1月には英検準2級レベルの長文も読めるようになっていました。 |
偏差値にバラツキはありましたが、1月には50前後まで上がりました。以後は入試直前まで志望校対策と弱点の補強に絞った指導を行いました。 結果、3人は亜細亜大学法学部、大東文化大学経済学部(補欠)、大阪学院大学文学部に合格することができました。 |
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新山先生 |
プレッシャーがあったのは新山先生も同じはずですが、受験生の努力をたたえます。新山先生は、受験生を誉めて、自信を持たせることが、何よりも大きな指導であることをこの指導で感じたといいます。家庭教師として貴重な経験になったようです。 |
あれから1年。新山先生は、今年も大学受験生を指導しています。もちろん目指すのは志望校合格です。 |
新山先生 |
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徹底したプロ意識を持ち、常に生徒のことを考えて進化し続ける新山先生。 おもしろくてわかりやすい、本質のつかめる授業で、これからも受験生のよき"プロデューサー"であり続けることでしょう。 |