昨年度は中学校2年生(神奈川の有名私立)を受け持ったが、この学校の数学は2年生で中学を終えるために、進度が速い。速いばかりでなく、内容も高度なので、まず範囲を全部終わらせ、生徒がわからないと思ったところを重点に復習して試験に臨み、なんとか成績が残せた。
この学校は、実感として我々のような数学のプロが教えなければ、学力向上は望めないのではないかと考える。
次に、都内の23区内にある有名私立高校の3年生で、医学部志望のケースだ。
今年から私立医学部は、すべての所で定員が10人くらい増えたこともあり、昨日より楽になっているのではないかと考えている向きも多いと思う。
しかし実情はそんなに甘いものではない。今年も相変わらず超狭き門になっている。
その生徒は、運よく(?)旧設に合格を果たしたが、一方で楽勝して当然の、両新設のS医学部に、一次には数学・物理のおかげで入ったものの、正規は逃してしまった。
入学することになった旧設や補欠になった学校は、勿論完全な対策を施して受けさせているので、一次の合格は確信していたが、本人は後で、論文の力も[家庭教師で]つけておけば、と後悔していた。
家庭教師の力は、これぞプロと納得されるに足るだけのものがあるので、是非ご連絡いただき、実感してほしいと思っている。
最後に、医学部の推薦についても触れておきたい。
ご承知かと思うが、指定校推薦であろうとただの推薦であろうと、合否は学力試験によって決まる。基礎学力と論文力は充分ないと合格しない。
甘い考えは通じないので、推薦即合格という、昔ながらのイメージからチェンジしてほしいと思う。
栄冠に到達するには、入念な対策あってこそのものなのだ。
受験生の方々、頑張って合格しましょう!祈っております。
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