塾の効果を引き出すには、家庭教師が各進学塾の特徴を客観的にしっかりと把握できていることが必要不可欠である。
明らかに塾との相性が悪く成績が伸び悩んでいるケースもあり、転塾を勧めた結果、受験に成功した例も数多くあった。
転塾という大きなリスクを勧められるのも、各進学塾の特徴を把握し、生徒の個性を熟知できているからこそできるものであり、ドッキング学習法の利点の一つだと思う。
最後の追い込みとなる六年の夏以降、膨大なカリキュラムの中から、志望校の出題傾向に沿って、勉強すべき分野の優先順位をつけ、無駄のない最短ルートの対策をいかに示せるかが、最大のポイントになる。
また、時には、学校での出来事の悩み、塾・勉強の悩みなどの相談にのり、良い精神状態で勉強に取り組めるように配慮することも、塾の効果を最大限に引き出すには重要であると思う。
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