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七田 眞(Makoto Shichida)先生 プロフィール
1929年生まれ。島根県出身。教育学博士。USアカデミー・アカデミシャン。日本文化振興会副会長。日本サイ科学会顧問。七田チャイルドアカデミー校長。しちだ・教育研究所会長。
1997年、社会文化功労賞受賞、世界学術文化審議会より国際学術グランプリ受賞。また国際学士院の世界知的財産登録協議会より、世界平和功労大騎士勲章を受章。1998年ユネスコ世界平和賞を受賞。2003年スウェーデン王立アカデミーより健康医学大賞を受賞。同年、東久邇宮記念会より、新しい教育の創造と振興に対して東久邇宮記念賞を受賞。日本アカデミー協会より、2007年日本文芸アカデミー賞特別賞、2008年日本文芸アカデミー賞ゴールド賞を受ける。
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7月27日市ヶ谷アルカディアにて、右脳教育の第一人者であり世界的権威でもある七田眞博士による、研修講演の学びの機会を得た。質疑応答も入れ、一時間余に及ぶ熱のこもった講義に、出席の家庭教師一同身の引き締まる思いで聞き入った。
具体的な細目はプライバシー保護の点から割愛せざるを得ないが、七田先生の了解のもと、差し障りのない範囲で概略をご紹介させていただく。
〔右脳開発とその可能性〕
子どもは皆、伸びる芽をもっている。
大切なのは、勉強を教えるのでなく、素質を引き出すことだ。
右脳を鍛えることにより、全く違う回路が開け、理解力のスピードが変わってくる。
本来、乳幼児期やそれ以前の胎教の段階から行うと、母親自身が「競う」というものさしでなく、心から楽しんでできるため、素晴らしい効力が得られる。
とは言え、右脳を変えるのに、年齢は関係ない。
七田式により、右脳を育てると心身にリラックス状態が生じ、中高生でも大人でも、成果が上がる。
〔七田式フィンランド・メソッド〕
自著により紹介したフィンランドの、「自ら考える力」をつける教育が話題を呼んでいる。
その骨子は、作文力を育てるというものだ。作文教育は、思考の一番の訓練になる。
発想力・論理力・表現力・思考力、すべての土台を築くのが、読書と作文だ。
七田式では、作文により総合的能力を高めるための、具体的方法も示唆している。
〔魂の教育〕
七田式は天才的な能力を発揮する子どもを多数輩出する余り、英才教育・詰め込み主義ではないかとの誤解を受けることがあるが、それは大きな間違いである。
重要なのは、能力を引き出すだけでなく、魂を磨く「心」の教育である。
息子が高校1年の時、校内で2位の成績になった。すると、寮の同級生たちが入れ替わり立ち替わり彼の部屋を訪れ、遊びに来る。「勉強できないので、寮を出たい」と電話で泣きついてきた。これに対し、私は「何を言うか。全員と友達になれるまたとないチャンスじゃないか。成績なんか気にせず、とことん付き合いなさい!」と諭し、彼は一躍、寮中の信望を得て、素晴らしい青春時代を送った。
成績だけで人の値打ちが決まるというような物差しでは、将来的に国際社会で大成しない。お勉強ができることより、人の役に立つ、思いやりを持つという「徳」の大切さを、七田の子どもたちには教えている。
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*七田式右脳教育についてさらに詳しくお知りになりたい方は、以下に直接ご連絡されてください。
しちだ・教育研究所 / 右脳開発友の会(大人の右脳開発)
http://www.shichida.com/
〒695-0011島根県江津市江津町527-5
FAX (0855)52-5770
七田チャイルドアカデミー(幼児教室)
http://www.shichida.ne.jp/
〒115-0044東京都北区赤羽南1-9-11 赤羽南ビル8F
TEL (03)5249-7700 FAX (03)5249-0505
*本文中、紹介したフィンランド・メソッドについては、以下の七田先生の著書をご参照ください。本書は今年度、第7回日本文芸アカデミー賞ゴールド賞を受賞されています。
『七田式フィンランド・メソッドで「頭のよい子」が育つ本』(イースト・プレス)
〜日本の教育を考える親のために〜
教育学博士 七田 眞 |
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