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プライバシー保護に関する方針
ふくろう博士TOP > 研修会 > 2007年 > 入試直前の指導のポイント−健康面や精神面でのケアも踏まえて− 講師:プロ家庭教師 高田 佐登志 先生
もっともケースとしては多いと思われるが、過去問題を中心に進め傾向を探ったり、問題を予想したりする学習が中心になる。しかし、まだ多くの弱点を抱えているはずであるから、あと数点を確実に上げることを指導の中心に据える。そこで「盲点あぶり出し」学習を徹底する必要がある。この時点で、自分で盲点に気付き確認した内容は、知識として記憶に残りやすい。従って2〜3点アップに着実につながり、合格を確かなものにすることになる。
ケースバイケースなので一概には論じられないが、上記の1、2とも関連させて考えてみると、この時期での飛躍的な実力向上は考えにくい。むしろ基礎を固め、盲点をつぶすことで着実な1点、2点を取るほうに焦点を合わせるべきであろう。これまでの学習過程を洗い直し、つまずいた分野を再度復習することに重点をおくことを勧める。過去問はその基礎問題が生かせるような態勢の中で行なえるとなおよい。
この時期の指導における一番のポイントは、着実な点を取れるようにすることである。またそれ以上に大事なのは、生徒が自信をもつことである。自信がつけば、意外なほどに生徒は難関を乗り切っていくものである。ゆえに、自信が持てるように生徒を励まし、褒めてあげることを心がけていただきたい。