・先ず褒めよ。褒めどころを探すのも、家庭教師の大切な仕事。
気分良く授業を進め、気分良く授業を終わらせる。重い気分のまま授業を終わらせると、次回の授業もなんとなく重い気分で臨むことになる。
「終わり良ければ全て良し。」である。
苦言1つに褒め2つ。
・生徒にプライドを持たせよ。
ほんの些細なことでよい。プライドは心の支えになる。
プライドを踏みにじる言葉は絶対ダメ。
「これ、わかる?」 ⇒ 「これ、わかりにくい?」
「先生の言ってる意味、わかる?」⇒ 「納得してる?」
「わかる?」という問いかけは、「理解する能力があるか?」と受け取られる危険性が高い。生徒の自尊心を傷つける恐れがあり、使ってはならない。
・難しめの問題は予め「難しいよ。」と言っておく。
やってみようと頑張る生徒:
行き詰まったらヒント。自分なりの答えを出させる。
できたら、「よく頑張ったね。」と、その頑張りのプロセスを評価する。
始めから尻込みする生徒:
「ダメもとダメもと。」と励ます。 ヒントの連発でもよい。
できたら、「すごい。」と、きちんと褒める。「やればできる。」ではなく「やったらできた。」と、
その実績に対して賛辞を惜しまない。
・ 生徒に、「自分はひとりじゃないんだ」と感じさせること。
いっしょに家庭教師がいてくれるという安心感の中で勉強する環境を整えるのも、家庭教師の大切な仕事のひとつ。 |