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2006年
> 『塾・予備校と家庭教師』 〜プロ家庭教師から見て〜 研修担当:プロ家庭教師 米村 映彦 先生
「塾に行っています」という言葉はしばしば耳にするが、進学塾(予備校は通常この範疇に入る)と補習塾(個別指導塾・個別指導予備校は通常この範疇に入る)では大きな違いがある。ゆえに進学塾なのか、補習塾なのか、名称に惑わされずによく検討する必要がある。2タイプの塾と、家庭教師の組み方を中心に、考えてみよう。
まず、進学塾の良さは、内部で校内模試等の結果の張り出しを随時行い、授業の中では、学校で習っている事は復習程度に留め、受験問題に如何にアプローチするかを中心に、授業を進めることである。出来る生徒で、競争心・自立心の強い生徒にはお勧めできる。
また、熱意のある講師にあたると、授業後も質問に答えてもらえたり、さらに友達と教え合ったりというメリットもある。
しかし、現実問題として希望的指向により、進学塾をえらぶご家庭が多く、生徒の学力・目標・モチベーション次第では失敗するおそれもあるので、できるだけ広い視野から選ぶのが望ましい。
そうはいっても全科目成績がよく、塾についてゆける生徒はそうそういないので、進学塾に通っている生徒は、苦手な科目については家庭教師で相性のあう先生を選んで、共に、学習計画・勉強の仕方・ノートのとり方等も含めて、指導を受けている場合が多い。進学塾で情報や競争心を高め、家庭教師によって弱点補強をするのが、合格への最大の早道だ。
次に、補習塾の良さは、学校の内申点を上げるため、ほぼ定期試験2週間前には、試験対策に取り組める点にある。また、平常の授業も、学校別にクラスを分けるのが普通である。補習塾においても、専任講師の指導や友達の助け合いによるメリットがある。ただ、1日中同じ学校の生徒と一緒というのも、かえってだらける不安もある。
さらに得意・不得意の科目を考えると、一斉指導の中ではどうしても効率性が悪く、成果が上がりにくい。よって、出来る生徒はその科目をより延ばすために、出来ない生徒は、その科目を補填するために、家庭教師の指導を受けることが望ましい。
その他、体育専門予備校・医歯大系予備校・外国語専門塾等も良く見かけるようになったが、名称に惑わされずによく内容を吟味し、自分に合うかどうかよく確かめた上で入塾することをお薦めする。
進学塾・補修塾いずれも、転転とする生徒も中にはいるが、むやみに変えすぎるのは慎重にしたほうがいい。一回入塾してから止めるのは、新しい塾の環境や異なるテキストへの慣れとそれに要する時間、エネルギーの損失等による生徒のショックを考えると、あまり得策ではないからだ。塾はそのままにしておいて、家庭教師によってしのぐという方法もある。
塾と家庭教師とのドッキング学習は、あらゆる面から効果を上げるのに最適な体制と言えるが、個別の過去問対策や社会人の再受験など、1対1の指導でないと効力を発揮しづらいケース、あるいは学業不振児・不登校生など、心理的なケア―が必要な生徒などには、家庭教師にまさる指導はない。
最後に、家庭教師は指導力があってこそできる仕事だが、自分と相性の合う先生で、一生懸命生徒の事を考えてくれる先生が望ましい。理解するのも『この先生、やだ。』的なものが芽生えたら、なかなか生徒の頭に入っていかない可能性もある。
家庭教師はみな、そこを中心にすえて、『この先生に教わりたい』と言われるように、努力していきたいものである。
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