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プライバシー保護に関する方針
ふくろう博士TOP > 研修会 > 2006年 > 春、新しい生徒との出会いの時〜 指導開始に当たって私たちのなすべきこと 〜 研修担当:プロ家庭教師 都築 靖子 先生
1対1の指導においては、教師と生徒との人間関係が学習指導の成否を決めると言っても過言ではありません。したがって、初回指導でどんな出会いをするかは大変重要です。生徒の年齢、精神的成熟度、受験生か非受験生か、長期じっくり指導か受験前短期決戦か、などによって、初回指導のあり方もかなり変わってくるでしょう。ここでは原則として心がけるべきと思われることをまとめてみました。
初回指導ですべきこと
★注意点★ いろいろと聞きたいことはありますが、決して「尋問」のようにならないよう注意します。お互い話がはずめば成功ですが、例えば生徒がシャイでうまく話せないときも、生徒がシャイであることがよくわかったというだけで収穫ありと考えます。また、生徒の発言をうのみにしないよう気をつけます。特に勉強面では、何ができて何ができないかなどは、生徒自身もよくわかっていなかったり、新しい先生の前で見栄を張ることもあるので、指導の中で確認していくことが不可欠です。
※「お約束」・・・生徒がまだ幼い感じのするときなどに、自覚を持ってもらうために、「家庭教師と生徒はチームであり、お互い責任分担を守ろう」という話をすることがあります。生徒には、わからないことはそのままにしない、宿題は必ずする、などを約束させ、教師側も、わからなくても怒らない、決して見捨てない、などを約束します。特に宿題に関しては、まだ緊張感のある初期にきちんとしたルールを作っておくことが望ましいでしょう。
最後に、出会いでうまくいっても、こどもはどんどん変わっていくものです。固定観念をもたず、常に目の前のその子を見るよう心がけます。