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その1 「中学受験について」
昨今、少子化もあって塾では低年齢からのスタートが一般化しているが、小学生は心身の発達段階の個人差が大きいので、それが効果的でない場合がある。疲労の蓄積が慢性化して思考停止や意欲、集中力の低下をもたらす事もある。 その2 「数学指導について」
新学期に向けて、数学の実力を伸ばす夏休みの過ごし方は、家庭教師と生徒の間に充分に信頼関係が築かれているかがポイントである。その信頼関係を築く方法を2点挙げる。 まず、生徒の1日の生活を家庭教師が管理する。生徒と話し合い、1日1日のスケジュールを具体的に時間単位で決める。 次に、全体の内容を考える。前半は1学期の復習及び計算力の強化、後半は2学期の内容を予習する指導を行う。例えば、計算力では、高校生なら中学校、中学生なら小学校、小学生なら前学年までの内容を100%出来るまでやらせる。 以上2点に注意しながら、さらに生徒が自信をもち、生き生きと学習するため、家庭教師の工夫のある指導が不可欠である。
その3 「大学受験の英語指導について」
休みは1学期の授業で十分理解できなかった分野や苦手と思われる内容の復習にあてるとよい。また一方で最近の英語入試問題の多様化、難化を考慮するとその対応策に重点を置くことも重要である。その中でも特に、日頃なかなか勉強の出来ない(1)発音・アクセント、(2)動詞の用法、(3)時事英文の読解などを取り上げてみよう。 (1)発音・アクセントは頻出の300ほどを取り上げ、発音記号を十分に理解させる。その上で声に出して正しく発音出来るよう指導することがポイントだ。 このように夏休みは具体的に学習する内容の計画をたて、それに沿って指導を進めて行くことが重要である。 |