「もし夢見ることが出来るのなら、それは出来ると言うことです」
これは、ミッキーマウスの生みの親、ディズニーの言葉です。「あの高校に入りたい」、「あの大学に進みたい」、そう皆さんが夢見ることが出来るなら、そこに行ける可能性があると言うことです。それまでの過程は当然厳しいものでしょう。しかし、「試練は、それを乗り越えられる者に与えられる」のですから、皆さんの試練、ぜひ乗り越えて行こうではありませんか。夢は可能性です。
「明日の実現を妨げる唯一の壁は、今日を疑ってしまうということでしょう。」
車いすの大統領こと、アメリカ第32代大統領ルーズベルト(アメリカでは[ロゥザベルト]と発音します)の遺稿の中にある言葉です。「本当に受かるのか?」と疑問ばかりで今日を過ごすのではなく、「何をすれば合格できるのか」それだけを考えて実行してゆけば、明日の合格は近づいてくるのです。充実した今日を積み重ねてゆきましょう。
「恐いと思っていることをやりなさい。そうすればきっとそれは怖くなくなります」
コンコルドの哲人の異名をもつ、エマーソンの言葉です。恐れること、というのは、自分自身になること、だと言われ、自分で何が出来るかを考えよ、というJFKの台詞につながるところがあります。人に頼らず自分でやることがはじめは怖いかも知れない。でも、一度やってみれば、怖くなくなるよ、ということでしょうか。私は、ここのfearを 「面倒くさがる」(もちろん辞書にはないですよ)と訳してみるとおもしろいと思います。今の学生さんの最大の獅子身中の虫(a snake in your bosom)は「面倒くさい」ではないかと思うのです。*「面倒くさい」は「どうせやっても満足な結果がだせないんじゃないか」という「恐れ=fear」につながりませんか?「面倒くさい」が浮かんできたら、それは克服のチャンスなのです。やってしまえば面倒くさくなくなるのです。JFKの台詞「I do not shrink from the responsibility. I welcome it.」 をもう一度味わって聞いてみましょう。皆さんの前に道は開かれました。合格を手にするその日まで、がんばってゆきましょう。
*私は生徒に「面倒くさい」という気持ちのことを「面毒斎」と名付けて使っています。「面毒斎が現れたぞ。やっつけよう」 皆さんの中の「面毒斎」の誘惑に負けないでくださいね。
|