第２７６回の高校合格講座「enough， tooと不定詞」はどうだったかな？
今回、取り上げた二つの構文、

形容詞（・・・）＋enough＋不定詞（to〜）
（〜するには十分なほど・・・である。） や、

too＋形容詞（・・・）＋不定詞（to〜）
（非常に・・・なので、〜できない。）

は、最近の入試問題では、単純な文法問題の形式よりも、長文の読解問題の中で、日本語訳の問題として出題されることが多いんだよ。
たとえば、こんな具合。

< 問題 >
下線部を、３５字〜４０字（句読点含む）で、日本語に訳しなさい。

< 答え >
「わたしは家を出る時にとても急いでいたので、ホテルのことを調べることができなかったのです。」

問題にはなっていないけど、本文最終行のhow many の後に省略されているのは、もちろん、hotelsだ。
おまけで、問題をもうひとつ。これも受験の難関・開成高校の問題だよ。

Ｔhis is my first visit to this part of the country
を言い換えると（ ）の中には、どんな単語が入るでしょう。
I'm ａ （ ） in this part of the country．

答えは stranger 。
stranger には、「見知らぬ人」という意味の他に、「不案内な人」という意味もあるんだ。
もし、よく知らない場所で、外国人から英語で道を訊ねられたら、”Ｉ'm ａ stranger here．”（この辺は、よく知らないんです。）と言ってみよう！

それではまた、次回の毎中で。
そろそろ、中間テストの準備にも取りかかろうね。